■ 本家西尾八ッ橋に縁深い、知立市 無量寿寺「かきつばたまつり」
今年も愛知県知立市
無量寿寺の「
にて、かきつばたまつり」が開催されます。(4月25日〜5月17日)
ここは伊勢物語や謡曲「かきつばた」の舞台である「三河国八橋」まさにその場所、
お菓子の八ッ橋を創出した本家西尾八ッ橋にとっても、とてもご縁の深い、大切な土地なのです。
そんな無量寿寺の
かきつばたまつりのために、今年も本家西尾八ッ橋では
限定のお菓子をご用意しました。
■ かきつばたまつり限定、あんなま「かきつの香り」
お祭の主役、高貴で美しい花を咲かせる杜若(かきつばた)をイメージして作り上げた
あんなまが
はんなり、やわらかな「かきつの香り」です。
上品な薄紫色の生八ッ橋で、あっさりと爽やかな味わいの白いんげんのこし餡を包みました。
満開の杜若を堪能した後に、あたたかいお茶とともに味わう「かきつの香り」はまた格別なもの。
今年は、お土産にも最適な、杜若の花の新パッケージに包んだ「抹茶あんなま」との詰合せもご用意いたしました。
年に一度のお祭のお菓子として、ご家族、お仲間でお楽しみくださいませ。
■ かきつばたまつり限定、京銘菓「八ッ橋」
から衣 きつつなれにし つましあれば
はるばる来ぬる たびをしぞ思ふ
『伊勢物語』の第9段、いわゆる東下りの途中、三河国八橋にて満開に咲き誇る美しい杜若(かきつばた)の花を目にして在原業平公が詠んだのが、かの有名な「かきつばた」の歌。唐衣の歌に、都にいる妻への恋慕の想いがこめられ、しかもそれぞれの句が「か」「き」「つ」「は」「た」の
5文字からはじまるという、遊び心と豊かな趣にあふれた、天才歌人の遺した歌です。
京の都よりかきつばたの名勝地 三河国八橋に出かけて歌を詠んだ在原業平、その後京で生まれた銘菓八ッ橋に業平の歌を添えて、今、三河国八橋の方々にお届けするということ。そんな感慨をこめた、かきつばたまつり限定のパッケージでご用意しております。 長い時を経て受け継がれてきた深いご縁と、その要にあった一人の天才詩人に思いを馳せて、あらためて京銘菓
八ッ橋(ニッキ)をご賞味いただければ幸いです
■ 無量寿寺 八橋旧跡の「かきつばた園」
八ッ橋の西尾にも縁の深い花「かきつばた」の名勝地として、古く平安時代より知られるのが、無量寿寺の「かきつばた園」です。
庭園の面積は約13,000平方メートル、16の池(5,000平方メートル)に約3万本の
「かきつばた」が植えられており、その満開の季節に合せて開催されるのが「
かきつばたまつり」なのです。
お祭そのものも歴史は古く、開催は約60年前から。毎年全国から約20万人程の観光客が訪れます。期間中には「史跡八橋かきつばたを写す会」をはじめ、「ハイキング」や「茶会」「俳句会」「短歌会」「宝物展」など、さまざまなイベントが催されます。
かきつばた園を見渡すかのように建てられた在原業平公の銅像と歌碑が、土地の人々の公への親しみ、敬愛の心を感じさせてくれます。
満開の季節を迎えた無量寿寺「かきつばた園」 |
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在原業平公 銅像と「かきつばた」の歌碑 |
■「
かきつばたまつり」について、くわしくは
こちらをご覧ください。
おおきに。